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2014年01月17日

現実的業界

スポーツ業界に関わって、25年以上が経過してとにかく激しく変動した業界だと実感する


全国の小売仲間の何%もが消滅し、新たにインターネットを主体とする販売店の数が増えた、


インターネットの商品は最近になって価格制御が若干はみられるが、新たにオリジナル商品を開発したメーカー等も登場して市場競争はかなり激化している


地域小売に向けられた取引条件は問屋業ではヘルプに至らず、ミズノが外資系ブランドに対抗する為にとった地域売場高による依託販売の大型店への特別条件、(売れた商品の分のみ仕入れ額を支払う条件)は問屋業の危機感を煽った


大型店とまともに戦うと公言し威勢を放った地域のお山の大将のスポーツ小売店はほぼ散った


まだまだ頑張って張り合っている小売店は九州内にもあるが、現実問題九州内の問屋業が事務所化してきていて在庫リスクを抱えてくれる理想的環境には無い


最近の状況を聞くと展示会さえ関東・関西のみのメーカーが増えているようで、仕入れの為の条件は更に悪化しているみたいだ





例えばアシックスでもミズノでも国内メーカーはアパレルの商品数が主力であるのだが、残念ながら展示会が開催されても画期的なデザインや配色が発表されているとは感じない


毎年毎年、デザインに若干の変化をもたせ隔年ごとに発表する流れに、展示会に出席する為の交通費を含めた経費が九州内でも福岡以外の店には不公平だと自分は提案した事がある


最近、スポーツ業界の中で単独メーカーでありながら力をつけ高い国内での影響力を持ったアンダーアーマーを主力としたメーカーがある


当店は取扱店ではあるが、ほとんど在庫はしてないのが現状であるが、毎回感心するのは展示会をミーティングという名称に変え交通費に関しては東京で開催するかわりに出席される場合負担するというシステムで小売店の販売意識を高めている


問屋業界とは関係を断ち、小売店と直接スクラムを組んだ手法は問屋業にとっては現在歯がゆい環境な事だろう


さすがに近年インストアーが増えたり露出が増えたりして人気も一山を越えた感はあるが、しばらくは天下が続きそうだ






昨年末になっていくつかの取引の長い問屋業様から新たなる商品取引契約書の契約のお願いがあった


もう保険をかけておかないとヤバい感覚の表れであろうが、こんな状況になる10年ほど前に変わらなければならないきっかけがあって自分は展示会の開催方法の変化を嘆願していたし、問屋業が福岡に集中するならば小売をスタートする必要性を強く訴えていた


結局何も転換は生まれず、堪えられなくなった優秀な営業マンは業界を去り、我慢のみしか発想力の無い組織にはこのような保険の考え方しか残っていない


これは非難ではないが、いくつかの問屋の営業マンから当店の凌ぎは凄いと思うが根本の発想力は何ですかと問われた事がある


悪いが直球で答えた


以前まで様々な問屋様との取引を主力に置いていた発想を、メインを1つに絞り込み直取引メーカーを増やし仕入れ条件の納得できない商品は絶対に売らない信念をブラサナイ事…


これを断行しない限り利益の追求は不可能だと思った





問屋業者の地域小売店に対する取引条件の転換は資金繰りに追われる外商主体のお店の悲鳴が聞こえそうである


藤間議長でした





意識の変えられない部隊があるとすれば、おそらく多大な最悪の事態を招くかもしれない


クワバラ…クワバラ…



Posted by mtc at 13:53│Comments(0)
 
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